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▼長井線リポート(35) 赤湯駅に刻まれた歴史

長井線リポート(35) 赤湯駅に刻まれた歴史/

 山形鉄道の社員の方から、「国鉄時代の長井線は今の3番線にあって、今長井線が使っている4番線は貨物列車が利用していた。」と教えられた。これを聞いて、「島式ホームが2本あるのに、長井線のホームは5番線でなく何故4番線なのか」と不思議に思った。改めて眺めてみると、島式ホームの1本の線路が撤去されていたのだ。

 

 さらに知人は「赤湯駅にも転車台があった。」「3番線は、一日1本だけ列車が入線している。レールの錆抑止のためだろう。」「長井線のゼロキロ標はなくて、4番ホームにペンキ描きされている。」など、興味のあることをたて続けに教えてくれた。確かに長井線のホームの奥には車止めがあり、その付近のホームにペンキで「0」と書かれていた。これがゼロキロ標なのであろう。

 

 赤湯駅のホームにも歴史の記憶が顔をのぞかせていた。それらは、赤湯駅も多くの苦難を乗り越えて来たことを示しているように思う。フラワー長井線も同じだが、その苦難は今もそしてこれからも続いて行くのだろう。

 

【おらだの会】長井線のゼロキロ標は、駅舎を出て駐車場側からご確認ください。

 

 


2021/06/01 09:01 (C) おらだの会3
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