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▼古部賢一氏インタビュー(後編)

古部賢一氏インタビュー(後編)/
ソロとオーケストラ活動の違いと醍醐味は?
オーボエという楽器の歴史は古いのですが、ソロの曲があるのはバッハやモーツァルトの時代。
その後20世紀に入るまでソロ曲は作られませんでした。
チャイコフスキーやメンデルスゾーンなど、いろんな曲はオーケストラで演奏できます。

オーケストラにいると音楽家としての幅が広くなるように思います。
そこには100のエネルギーがあります。
ソロでは自分ひとりの世界です。
他の演奏家とのコラボレートでは、新たな世界を知り、自分を深めることもできます。
オーケストラというバックボーンがあるからこそできると思っています。

鈴木大介さんとは昔からのお友だちですか?
ガラコンサートなど同じ演奏会に出ていたのですが、一緒に演奏したことがありませんでした。
出光音楽賞を同時に受賞したことが追い風になって、デュオコンサートを始めるようになりました。

尊敬する人は?
シモン・ゴールドベルクという戦前にベルリンフィルのコンサートマスターだったバイオリニストです。
晩年は僕が所属している新日フィルの指揮者で、個人的にレッスンも受けました。
音楽だけでなく、精神的なことも含めて人間としてずいぶん影響を受けました。
バロックから現代曲まで、古いものから新しいものまで、どれかに偏らないやり方を教えてもらいました。
幅の広さ、音楽に対しての造詣の深さに感銘を受けましたし、そのようでありたいと思っています。

フリータイムは何をしていますか?
活字中毒ですので、読書。
実益を兼ねて料理も。

お客さまへ一言
どなたも目から鱗を落としていただけます。
ギターに、オーボエにこんなことができるのかと驚いていただけると思います。

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丁寧なご回答ありがとうございました。

皆様、是非10/4当日はあゆーむへ古部さん、そして鈴木さんの美しい調べを聴きにおいで下さい(^^)
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