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▼パレスチナへの、ハーバード大学学生団体らが発した共同声明

パレスチナに関わる、ハーバード大学の学生団体らが発表した共同声明の全文です。長い文章ではありません。ぜひお読みいただきたい。
 この文章はネット上に木村太郎さん(元NHKニュースキャスター)が取り上げたモノを、天木直人さん(元レバノン大使、作家)がご自身のメールマガジンに掲載されたものです。(菅野は天木さんのメルマガの読者です。彼におことわりして転載いたしました。)
 天木さん「日本のメディアが報じるガザの戦況ニュースほど無意味なものはない。
 そんなニュースよりも以下の文章を読む方がよほど為になる。
 これは、米国の「学問の府」ハーバード大学で、10月9日、30以上の学生団体が共同で発表した声明文の全文だ。
 私が注目したのは、最後の部分で植民地的という言葉が出てきたことだ。反植民地の動きは、これからの国際政治の中心的テーマになるだろう。後戻りのできない歴史の進歩ととらえたい。」
  引用開始
 我々は、次々に明らかになるすべての暴力について、イスラエル政権に全責任があると考える。
 今回の衝突は、何の背景もない真空状態の中で始まったものではない。この20年間、ガザ地区に住む何百万人ものパレスチナ人は、屋外監獄での生活を強いられてきた。
 イスラエル当局は「地獄の門を開く」と宣言し、ガザ地区での虐殺はすでに始まっている。
 ガザのパレスチナ人は避難場所も逃げ場もない。
 今後数日間でパレスチナ人はイスラエルの暴力の矢面に立たされることになるだろう。
 責められるべきはそのアパルトヘイト(人種差別)政権だけだ。
 イスラエルの暴力は75年間パレスチナ人の存在のあらゆる側面を規制してきた。
 組織化された土地の強奪から日常的な空爆、恣意的な拘留から軍事検問所、強制的な家族分離から標的を絞った殺害に至るまで、パレスチナ人は緩慢かつ突然の死の状態の中で生きることを余儀なくされてきた。
 今日パレスチナ人の試練は未知の領域に突入した。
 これからの日々は、植民地的な報復に対する断固たる態度が必要となる。
 私たちは、ハーバードのコミュニティーに、現在進行中のパレスチナ人絶滅を阻止するための行動を起こすよう呼びかける。

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