▼あの懐かしき2023/12/03 09:29 (C) FPのひとりごと
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「ストーブ列車が…」と聞こえた
画面には あの懐かしき“だるまストーブ”が映っていた
若い方々にとっては未知の物体であろう
それは我が小学校〜高校時代の学校での唯一の暖房機だ
鉄製のまさに“だるま型”の煙突ストーブだが
燃料は石炭だった
石炭は妙に光沢のある真っ黒な物質だった
当日の当番が着火から消火までを担うのだが
石炭をくべるのは“有志”が担当した
ストーブの中央部分に扉があるのだが
扉の真ん中にある丸い覗き窓から火の具合を観察し
頃合いを見て石炭をくべるのだった
“じゅうのう”という小さなスコップみたいなのでくべた
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だるまストーブは勿論暖房機ではあるのだが
同時に優秀なホットプレートでもあった
ストーブのてっぺんが平坦になっていたので
通常は鉄瓶を置いて お湯をちんちんと沸かすのだが
我々が給食のパンを焼くのはそれは定番であった
こんがり焼いたパンに四角いマーガリンを乗せると
これが極上のトーストへと変身するのであった
しかし
クラスには加減というのがわからんやつがいて
なんとスルメを乗せた級友=阿保がいた
勿論だるまストーブとスルメはベストなコラボで
教室内に極上のアロマが漂うのであるが
超不動の証拠をわざわざ残すわけで
教師には散々しごかれたものだ
でも
ちんちんと湧いたお湯で ボンカレーを温め
早弁をした後の あの香しきアロマに遭遇した教師が
にやにやしながら許してくれたあの日
ボクは幸せでした
って おい!