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▼モッチっ、おとな〜しく! ベランダで。

モッチっ、おとな〜しく! ベランダで。/
曇天の朝となった。犬っ子散歩必携のバッグにカメラを入れて出かけたが、今朝は光の具合もあまり良くないし、先日見つけておいたスイセンも、まだ咲き始めていなかった。

帰宅し、バッグなど後片付けをしていると、犬っ子(妹:2歳)が、カミさんから「こらっ、おとな〜しく!」などと言われながら、ベランダでブラッシングをされていた。春の換毛期もピークである。

名前は、モッチ(motchi)。とても人懐っこい。

ご近所に脳卒中のリハビリで散歩をしているお爺さんがいる。このモッチと会うと、とても嬉しそうに相手をしてくれる。もちろんモッチもお爺さんの事が大好きなので、親愛の情を示してお爺さんの顔をなめたがる。
お爺さんの方も、若干顔を避けつつも、普段は見られない様な笑顔になる。
そして、モッチには、いっつも「おー!、大きくなったなぁ。」と話しかける。
このお爺さんとは、モッチが2ヶ月の仔犬の時からの付き合いなので、その時の印象が強く残っているからだろう。

お爺さんは、この春から1本杖になり、歩行が以前よりもかなりスムーズになった。

モッチも、この春で、2歳になった。

▼犬のちから

こんな話聞くと 
涙が出てしまう。

ステイタスでない犬を愛せるということがいいですよね。
いのちそのものを愛したいですよね。

生ている その犬の生そのものが物語になる。

毛並みがどうであれ、色がどうであれ 姿が如何であれ



爺さんの 人柄が、   覗えます。

素敵だ。
2010/03/20 20:21:くまっち

▼犬のちから

お声かけ、ありがとうございます!

犬っ子を飼い始めたのは、息子が小学4年生の時でして。
ま、一人っ子だったんで。

保健所主催の里親探しがある事を聞いて、息子・カミさん・私の3人揃って会場に。
人気のワンちゃん争奪戦のジャンケンで負けつつも、
なんとか元気(過ぎ?)な女の子とめぐり会えました。

日本犬(柴)系の雑種で、名前は「モモ」。

名付け親は息子でして、
おそらく、エンデの小説(さんざ読み聞かせを)に出てくる
女の子の名前「モモ」にあやかったのかも知れないです。

父が末期癌で自宅療養してた頃ですが、
痛みで体の置き場所が無いほど苦しんでいる時にでも、
まれに「モモ」を抱くと、介護してる私達には見せない様な、
実に良い笑顔がこぼれるんですね。

<犬のちから>、って、やはり凄い!

そんな「モモ」も家族中に愛されて、
19歳まで生きました。

その間、父の死や息子の成人などを見届け、
そして息子が連れて来た彼女さん(現:嫁さん)にも抱いてもらったりしました。
そんな息子も30歳。今は夫婦で地球の反対側に。。。

最後の一年間は、痴呆症の介護でしたが、
大往生だったかも知れません。

これも、天からの授かりものですね。

ま、そんな「モモ」にあやかって、
自然に「モッチ」という名になった感じがします。

「モモ」が亡くなる半年ほど前に、
この「モッチ」の実兄である「ケンタ(現4歳)」が家にやって来て、
なんと、痴呆症の介護と乳幼児の世話を同時進行させるという、
てんやわんやの時期もありました(笑)。

そんな「ケンタ」も、とても気の良い犬っ子に育ったので、
これも縁という事で、その実妹を望んだ結果この「モッチ」が授かった訳なんです。

あ、でも、実妹とは言え、
「とーちゃん」が違うんですねぇ〜(笑)。

ま、そんなんで、

ブランド犬とか血統などを主眼にされる方もいらっしゃいますが、
この通り、私の場合はステイタスシンボルとして飼っている訳じゃないし、
さらに、使役犬としている訳でもなく、
なかなか言葉にならないけど、
多分・・・「授かりもの」です。きっと。

子からは「親」を教えられ(チョイ悪系かも…ですが(汗;))、
犬っ子達からは「人情」を教えられ、
そして、日々、直接・間接的にも生き物(植物含む)を殺生して喰ってるという事実から、
「命の連鎖」を教えられ・・・ですかねぇ〜。

あ〜、こうやって呆けて行くのが実に心地良い。
2010/03/21 11:05:shidareo/Aoyama
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