▼天国と地獄2005/09/08 09:19 (C) おさむ茶マイルーム
▼天国と地獄について天国と地獄 おもしろかったみたいですね。私はまだ見ていません。先日、「武田鉄矢の三枚おろし」というラジオ番組をきいていたら、黒沢監督の「天国と地獄」の解説をしていました。それを聞いていて、急に見たくなったのですが、レンタル店にはみあたらないし、残念です。
2006/06/18 17:54:ゆうちゃん
▼いい映画です レンタル店になかったですか?ぜひDVD化して欲しい作品で見所満載の映画ですが、圧巻は犯人の指示で新幹線から身代金を落とすシーン、黒沢作品らしく実際に新幹線使っただけあって迫力満点。それに犯人役の山崎努はデビューしたての新人らしからぬいい味出してました。
2006/06/18 22:01:おさむ茶
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1963年(昭和38年)に封切られた映画「天国と地獄」は、忘れられない一作だ。
インターネットで当時を調べたら、同年はケネディ大統領暗殺された年だ。当時の物価、ラーメン55円、ビール115円、銭湯23円、理髪料280円とある。流行歌は、高校三年生、こんにちは赤ちゃん、見上げてごらん夜の星を、若い季節、ヴァケーション…。
流行語は、カワイコちゃん、、気にしない、カッコいい、、小さな親切、バカンス、へんな外人、TPO、ハッスル、ガバチョ、丈夫で長持ちETC。日本が豊かになりかけていた頃だ。TVは大分普及していたが、固定電話はまだ高嶺の花だったような気がする。
ですから「天国と地獄」もう40年も前の映画ということになる。なぜ思い出深いかというと、高校受験が終わった日に引率の先生から連れてってもらって観た映画だからだ。
眼下に街を見下ろす小高い丘に立つ豪邸。三船敏郎が質の良いカーデガンを着てウィスキーのジョニー赤を飲んでいる。今ではジョニー赤など誰も見向きもしないが、当時は憧れのお酒。茶の間のサイドボードに封を切らずに飾っておいたものだ。日活映画ではギャングのボスが決まって飲むウィスキー。
黒澤作品は、当時なぜかモノクロが多く、白黒映画の方が状況描写ではリアルだったからだろうか。モノクロのスクリーンに突如一条のオレンジの線。40年経った今でも強烈な印象で脳裏に焼きついている。この映画には活力に溢れていた昭和の時代が息づいていた。
こんな面白い映画には、もうめぐり合えないのだろうか。