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▼セカンドオピニオン

2009年9月16日 セカンドオピニオンのため主人と東京へ向かった


主治医から有効な治療はないと言われたとき
正直なところ・・・真っ先に、地元の病院に戻って欲しいと思った
最後の時間を少しでも多く一緒に過ごしたいと思った

でも・・・

主人は、肉体的にまだまだ元気だった
このまま死を待つ事に違和感を感じた

セカンドオピニオンを求めた医師が、情報提供書を確認すると

Dr 『お子さんはいるの?』

主人『はい。一年生と三年生です』

Dr『じゃあ、死ねないよね?』

主人『・・・はい。』

Dr『死ねないなら、方法は一つしかないよ』

主人『出来るんですか?』

Dr『うちの病院では、普通にやってます。でも、数字はないよ。』

どうしようか?という眼差しで見つめる主人に私は

『ここに来るしかないでしょ!』

主人の背中を思いっきり押してしまった

家に持ち帰って考える時間の猶予はなかったから

どこの病院もやらない危険で難しい治療だという事も
数字はないということの意味も
分かっていたつもりだった

本当に命を落としてしまうまでは・・・
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