▼1月31日(月) 暴論その22011/01/31 14:39 (C) ピザの原点”至福のナポリピッツァ” ジローズ
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先日、私の友人のご子息が家を建てるそうで、彼は反対をしたのだが、
どうしても建てたいというので、しょうがなくしぶしぶ了承したという話を聞いたからです。
何故友人が反対をしたのかというと、
彼のほうにはこれから空くであろう家が2軒あり、
息子さんの嫁さんのほうにも1軒あるのです。
それが両方とも空き家になるのにどうしてこんな不安定な時代に住宅ローンとはいえ、
借金を負うのだという親の心配も理解できるのです。
CMやらなんやらで新しい家の夢をさんざん洗脳されるからそうなるのでしょう。
だからちょっと暴論を吐いてみようというわけなのです。
1.日本の不動産は資産ではない
値上がりするというよりむしろ先々値下がりをするものが資産とはいえないでしょう。
新築のマンションや住宅を購入し、売却しようとした場合、ほとんどの場合購入した価格より安い価格でしか売れないのが現実なのです。
2.ローン
価値の上がるものであれば、ローンを組んだとしてもローンの利率以上の値上がりによって含み資産が大きくなる。
しかし、日本の不動産の場合ほとんどの場合目減りをしていく。
ローンが払い終わってもその価値がとても低いものになっていれば、
何のために支払い続けたのだろうとなってしまう。
ましてや今の日本の状況を考えれば、賃借に出しても借り手がつかず、
キャッシュフローが期待できない。
物件価格が高い場合、賃借に出しても、毎月の返済や維持費が追いつかないような、
不動産に対してローンを組むこと自体がリスクなのではないだろうか。
これから30年、あの日本航空でさえ倒産する時代にどれだけの会社が残っているのだろうか。
昔は、企業30年説と言われたが、今の時代、企業10年説がせいぜいではないだろうか。
ということは毎月入ってくる給与を払ってくれるはずの会社がなくなってしまう。
このリスクも考えたほうが良いとおもうのです。
3.しがらみ
昔は「一国一城の主」という宣伝をしていたようですが、
ローンを組み、住宅を購入してしまえば、
自分の生き方自体をがんじがらめにしばってしまうことになるのではないだろうか。
4.日本という国のリスク
国が持っている借金や崩壊しつつある国民健康保険や年金といった社会保険制度、
永遠に変わりそうもない官僚が支配する仕組み。
いまだに高い給料をとり続け、普段何をやっているのかよく分からない多数の公務員、
(もちろん官僚、公務員の方のなかには、たくさんの素晴らしい方もいらっしゃいますが)
日本の国債のランクが最近下げられたというのは今の日本の現実をよく現していると思います。
経済大国というわりには、あまりにもランクが低すぎる。
預金封鎖になるような可能性は、今のところそれほどでもないだろうけれど、
もしそんなことになれば日本国内にある資産は一瞬にしてほとんど価値を消失する。
そんなことまで考えると資産価値のないような不動産に投資するより、
海外の資産に注目しても良いのかもしれない。
金があれば・・・・・ですが(^_^;)
金のあるひとは海外の資産に注目してはどうかなとも思います。
35年もの住宅ローンを組むのなら、
それも一考ではないのかなぁと思いますが。
まぁ私にはその可能性はありませんけどね。