ヤマガタンver9 > 金剛閣スタッフブログ 樋口です。vol.24

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▼金剛閣スタッフブログ 樋口です。vol.24

ブログをご覧の皆様 "Bon Jour"

今日25日はさんりんぼう(三隣亡)です。

「さんりんぼう」とは選日のひとつです。

「この日建築すれば火災を起こし、近隣3軒を亡ぼす」という忌日です。

由来は全く不明で、いつの頃から三隣亡の習慣が始まったかは判明されていませんが

江戸時代にはいってから確立されたとされるようです。

元々は「三輪宝」と書かれ「屋立てよし」「蔵たてよし」と注記されていたそうです。

すなわち、現在とは正反対の吉日だったことになります。

これがある年に暦の編者が「よ」を「あ」と書き間違え、それがそのまま

「屋立てあし」「蔵立てあし」と伝わってしまったのではないかとされていますが

真偽は不明です。

後に「三輪宝」が凶日では都合が悪いということで同音の「三隣亡」に

書き改められたという経緯があるそうです。


さて、本題に入ります。

平成18年、日本の自給率はカロリーベースで39%になってしまったとして

国民にショックを与えたのは記憶に新しいと思います。

原油の値上がりなどで穀物畑をバイオエタノール用に転換したこともあって

穀物価格が高騰しています。穀物も魚も、買い負けしている日本だから

食糧危機が襲ってくるのではないかと心配なわけです。

一方、牛肉の自給率を見ると、平成17〜19年は43%でした。昭和40年には

95%あったものが、平成になって急激に低くなってきた。貿易の自由化の

影響も大きいわけです。平成19年の数字では、豚肉52%、鶏肉69%で

食肉の中では牛肉は低い数字です。中小動物のほうが国内で飼いやすい

ということなのでしょう。

和牛は国産品!と言いたいけれど実は飼料の多くは輸入品です。

国産牛の飼料の自給率はというと、エネルギーベースで繁殖用が56%

肥育用で3.2%です。(平成18年度)繁殖牛は健康に育てるために放牧し

草を食べているから自給率が高い。肥育牛は穀物で太らせなければならないから

自給率が低くなるのです。和牛一頭の何パーセントが自給した飼料で育った

かの算出は難しいですが、ただ、肥育期間中の飼料だけで見れば

ほんの尻尾1本分しか自給率がない事になります。

しかし、視点を変えて肉の末端価格に対する飼料の割合で見ると、牛は30%

豚は45〜50%、鶏は65%である。牛肉は価格に対する飼料の割合が少ないと

言うことは、すなわち付加価値が大きいということである。

やっぱり和牛を食べるのは国の経済に貢献していると言い張りたい!

最後まで読んでいただき有り難う御座います。

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