▼便利な道具2011/04/09 21:31 (C) ぶっくぶくの部屋
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その中のひとつに「十徳ナイフ」がある。
ナイフというと少々物騒に聞こえるかもしれないが、これは、
小ナイフや缶切り、栓抜き、ワインオープナーなどがコンパクトに
一体となった伝統的小道具である。
別名「アーミーナイフ」とか「スイスアーミー」とか言われるだけ
あって、もともとはスイスの軍用品だったようだが、
今はアウトドアの必需品として広く世界中で使われている。
オレもアウトドアに入れ込んでいた頃、2つ3つ買ったのだが、
今手元に残っているのはひとつだけ。
久しぶりに使ってみると、コレなかなか便利な道具。
道具で人が生かされるのではなく、人が道具を使うのだという
当たり前のことをシミジミ感じさせられた。
File No.224
『民宿雪国』樋口毅宏(祥伝社 1400円)
オススメ度★★★☆☆
少し心が荒んでいるので、たまに面白いストーリーに浸りたい
と思って本屋を物色していたら、この本に目が止まった。
必要に迫られた時しか単行本は買わなくなっているのだが、
なぜか、この本のタイトルやカバーデザインが気になって
買ってしまった。
タイトルからして、ほんわかした内容と思いきや、第1章
「吉良が来た後」を読んで、いきなりブットビ!
ええっ!こういう本なの!?
こんな構成、こんなストーリー展開、ちょっとほかには思い
当たらない。
新潟県T町で「民宿雪国」を営む丹生雄武郎という老人の
数奇な人生と猟奇的な行為を、矢島博美という編集記者が
解き明かしていくストーリーになっている。
こう書くと平凡な内容に思えるが、さにあらず。
かなり強烈なストーリーの連続だ。
面白い、というより、オドロキ。
雄武郎が心から愛したある女性への想い、というのが通底に
あるのだが、ひとつひとつの物語設定の過激さが、それを
はるかに凌いでしまっている。
著者にもそういう懸念があったのか、申し訳のように
「あとがき」を書いている。
ストーリーテラーたる者が「あとがき」なんぞ書くことを
オレは余り好まないが、この本の場合はあって良かった
のかも知れない。
でなけりゃ、何が本題なのかを見失ってしまうかも。
これは決してけなしているワケではなく、想像力や筆力が
ありすぎるため、「書き過ぎ」のような印象を受けた、
ということ。
まあ、とにかく一度読んでみてよ。
余震の恐怖も吹っ飛ぶかもよ。