▼4月23日(土) サービス残業2011/04/23 22:43 (C) ピザの原点”至福のナポリピッツァ” ジローズ
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一部上場企業という日本を代表する住宅会社、大和ハウスが社員の残業代を払っていないと労働基準監督署から指摘され、
なんと23億円もの金を支払ったそうです。
大和ハウスでは夜は事務所を閉めて、本人からも自主申告で残業を申請させていたので、
残業代の未払いはたぶん納得してはいないようですが、
お国には勝てません、
残業代を支払ったようです。
住宅業界ではこのようなことは日常茶飯事というか、
残業という時間帯に仕事をしないとなんともならない業界なので、
一般的に工場労働者が残業というような認識とはかなり違うわけなのだが、
そんなことは国は画一的な判断しかしないわけで、
認められるわけでもない。
住宅業界の現実として、
打ち合わせは、社員の勤務時間以外にはお断りします、などといえば仕事としての結果は出るわけも無く、
お客さんの時間帯、お客さんが仕事の終わった夜や、休日に時間を合わせざるを得ないのです。
朝、会社に行って、夕方家路につくというような勤務態度で住宅業界で結果が出るというのはほとんとありえません。
だが、国は画一的に出来上がった法律を強要してくる。
大和ハウスの問題はず〜〜〜と何十年も業界では指摘されてきているのだが、
現実的に無理ということなのです。
魚市場に勤める人間に、早朝は勤務するというのは労働者を過酷な勤務につかせるものだから、
朝、九時からの出社にしなさいと労働監督署が強制するようなもんです。
仕事によって、現場は違うんです。
サービス残業を摘発するのなら、
依頼もしないのに、無料だからと、やたらプランや提案をさせる客も同時にやめさせるような法律を作るしかこの業界の問題を解決する手段はないのです。
ですが、競争競争の業界で、当社に住宅建築を依頼という確約をきちんとしないと見積もりも提案もしませんなどといえば、
今どきの客から相手にされなくなるだけで、
それが怖さに会社は残業はしてはいけない(これは表向きだけ)と言いながら、
住宅の受注がなければ会社を辞めてくれというような圧力をかけるわけで、
当人にとってはクビになりたくなくて、
正式な残業はないと言いながら、結果を出すために夜の12時まで迷惑訪問を繰り返すようになっているのです。
なんとも前近代的なこの住宅業界、
でも、これも現実。
国も、その現実に即した制度を作る必要があるのですが、
労働組合が強力な支援団体の民主党にはもちろん望むべくも無く、
こうやってイケニエのように、
目立つ企業を摘発して、
私たちは仕事をきちんとやっています、労働監督署をレンホーさん”仕分け”しないでね、ということなのでしょうね。
我がまま言い放題の客に振り回され、
挙句の果てに”価格が高いから、別の会社にしたわ”と切り捨てられ、
それまでの提案にかかる膨大な費用は自分もちで、
なおかつ、労働基準監督署に23億円も払えと言われる住宅会社。
ほんと、国がどうかしてるのか、
住宅業界のレベルが低いのか、
国民が我がまま言いたい放題なのか、
どっちにしても、
なんともならんな〜〜〜〜(^_^;)