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▼はずしにはずしたぞー 三連発!!! つづき

これから 映画の悪口を書く前に
事実はちゃんと言っとかねばならない

まず 私は 浦沢直樹氏の原作漫画を読んでいません
故に 原作と映画とにどのような関連性・共通性があるのかを知りません
浦沢氏の漫画については 『YAWARA』のファンではありました
(当時『YAWARA』を見る為だけにビッコミ・スピリッツを買っていた)
回りくどいですが 浦沢氏の原作をどうこう言ってるわけではありません
あくまで 二日間も費やして観た映画(DVD)についての悪口です  為念

もういっちょ イイとこだって そりゃあったさね(何弁?)
一つは 少年時代の時代背景がピッタンコだったこと
1970年 大阪万博 秘密基地 駄菓子屋・・ 丸かぶり!懐かしかった
あとは カンナの同級生役 木南晴夏という女優の“曖昧さ”がよかった
一歩間違えばガッキーで 一歩踏み外せばアングラかヨシモトかみたいな?
vol.2では 結構重要な役どころなのに vol.3ではエキストラ級だった
なんだか この映画の象徴のような存在で非常によろしいのではなかろうか


いや しかし である
大の大人が二日も費やして観た映画『20世紀少年』ってなんだ これ?
思い起こせば TVでバンバンCM入れてたよねー あの当時
ま それもそのはずで“日テレ55周年なんたら”ってことだそうで・・
どおりで 日テレ系のアナがいっぱい出てた(映画をバカにすんじゃねー)
おかげで 力と金が入ってんのと大作然としていることはすぐにわかったが
なんだか“ごった煮”風で どこいらへんで感動させてくれんのかが
要は SFなのか アクションなのか ミステリーなのかが???だった
唯一 私を惹きつけたのが 少年達の『秘密基地』だった
当時の男の子で 自分(達)だけの秘密基地を造ったか画策したのは
アラウンド昭和30年ご生誕男子では まず9割は下るまい
御多分にもれず 僕も画策はしたが 実現(竣工)はしなかった
このへんは“ともだち”(=悪玉)と一緒で仲間はずれ組だった
秘密基地にはノスタルジーだけで片付けられない“なにか”があるのだ
確かに そこのところを“掴まれた”のはまちがいないのだが
それを最大限のプラス要素としても 我が勘は鑑賞には向かわなかった
やっぱり 自分の勘は大事にするもんだ つくづく・・

クライム・サスペンス風の犯人探しもあった
少年時代に一緒に秘密基地で遊んだ9人の中に“ともだち”がいるという
(“ともだち”は世界制服をたくらむ悪の枢軸の首領 覆面をしている)
“ともだち”が誰なのかが ストーリーの中心だったといってもいい
映画では じらしにじらしてラストで『えーっ こいつがー!!』
みたいな趣向で クライマックスを一気に盛り上げる算段のようだったが
どっこい 申し訳ないが 私にはvol.1の途中でわかってしまった
笑点の大喜利で林家木久扇の答えを観客が先に言っちゃうみたいで恐縮だが
ストーリーが不自然なんだもの わかっちゃうよ あれじゃー

主役は唐沢寿明クンでよかったねー
あの“おふざけ”キャラが私の怒りの“ガス抜き”となった
『唐沢クンじゃあ しょうがないよなー』 と
これが 役所広司あたりだったら マグマは出っ放しだったにちがいない
(どういう違いがあるのかって? mmmmmかなり微妙なとこです)
キャストは一見オールスター総出演風だが 所詮TVドラマレベルだ
石橋蓮司が悪玉を演じていたが それなりだった たいしたもんだ?!

ハリウッドのヒーロー物の大作は 自分の立場がよくわかっている・・?
有名なアクションスターをキャスティングし 大金も投入するが
ストーリーはめちゃシンプルで テーマや思い入れなどはまったくない
まったくもってビジネスライクなのだが この辺が却って潔くてグッドだ
翻って『20世紀少年』・・ 目指したところが全然わかりませーん
大作なんだろうが なんの大作だったんだろうか?(秋野大作?)

ったくー  俺の時間と大枚を返せーー!!

しかし
そうこうしているうちに このブログが大作になっちまったじゃないかー
しかも 『20世紀少年』以上にわけがわからんぞー
ケツ礼いたしやした 昭和的ギャグで バイナラ だ

2011/08/17 13:48 (C) FPのひとりごと
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