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▼文語と口語

よく聞く文語と口語ですが、広辞苑によるとこんな意味です。

文語・・・現代の口語に対して、特に平安時代語を基礎として発達・固定した言語の体系、またはそれに基づく文体の称。

口語・・・話し言葉を基準とした文体の言葉。広く現代語を指すことが多い。

簡単に言ってしまえば、古典の言葉が文語で現代の言葉が口語ですね。

文語の和歌はこんな感じです。

 鈴虫の声のかぎりをつくしても長き夜あかずふる涙かな

源氏物語からの引用ですが、現代人にとってすんなりこんな言葉の短歌を作るのはなかなか難しいようです。かんたん和歌講座としては、まずは口語で作ってみましょう。

ちなみに文語と口語が混じった歌もあります。

 生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る

俵万智さんの歌ですが、「買い求めいる」の部分が文語です。文語について勉強したい方は、古文単語の本や辞書の最後の方の古文法のページを参考にするとよいようです。
2006/01/11 21:54 (C) みそプロジェクト
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