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▼にっぽん全国きもの日和in山形

にっぽん全国きもの日和in山形/
全国的に開催されるこのイベント、山形は霞城セントラルを会場に行われ、私はトークショーに参加しました。写真は右から「名月荘」の企画ディレクター菊池貴子さん、きものエッセイストでおなじみきくちいまさん、私、webマガジン「she-style 」編集長の山口登子さん。

私が着ているのは、母が結婚するときに祖母が仕立屋さんにお願いし、花嫁道具のかわりにこしらえたきものだそうです。父と二人でゼロから商売を始め、忙しく働いてきた母だったので、「たぶん1回も着なかったかも・・・」という、まさにタンスの肥やしだった一着。

日本橋のふろしき問屋で一番番頭だった祖父が、大量の反物を持って中山町に疎開してきたのが、終戦を迎えた昭和20年の始め。お米や野菜とのぶつぶつ交換でそのほとんどを食糧に変えてしまったそうなのですが、母の結婚が決まったとき、わずかに残っていた布地で仕立ててくれたものだとか。祖父と祖母の思いがこもったきものに、この日初めて私が袖を通し、まさに馬子(孫)にも衣装の一着!(ベタなシャレですみません)。 

トークショーは母も見に来てくれ、帰りに実家によると「そうえば、まだあったかも」とまた数枚のきものが出てきました。こういう機会がなければ、着ることもなかったきもの。大好きだった祖母が今年の1月に他界し、その年に祖母が残したきものが私の手元にくることになりました。家族がたどる長い時間を伝え継ぐことができるのも、きものの良さかもしれませんね。

ちなみに今回のイベントはこんな内容でしたー!


11:00 オープニング
    日舞(若柳流)
11:20 ヘア・メイク・帯結びショー
12:30 トークショー
13:20 着物ショー『山形の和文化』
13:50 ニ胡とキーボードコンサート
14:40 着物ショー『一生の礼装場面』
15:15 着物ショー『一般参加者』
16:00 終了


ミニ物産市エリア
・古内和傘店/蛇の目傘、番傘、ミニ傘 ※実演
・織絵夢人館/米沢織、着尺地、帯留
・小池弥惣治本店/葛菓子※実演
・ラパン秋月/アップルパイ、ゆべし
・佐藤千明/しおり、ポストカード
・山形刺し子愛好会/巾着、テーブルセンター ※実演

和組出展エリア
・写真撮影コーナー(照井写真館)
・しみぬき相談コーナー(山川しみぬき店)
・半衿つけ実演コーナー(高橋いさこ)
・アザレ化粧品
・呉服のささき
・や和らぎ庵(前結び)
・ほそえ(手作り和小物)
・古着(センス)
・パールトーン
・ネイルアート
・チャコール(竹製品)
・書籍「三井家のきもの」販売



▼着物について考えました。

前日から仙台いってたので見れませんでした。
着物ってなかなかお祝い事くらいしか見ないものです。
実際着るのに時間がかかるし帯びしめなんか分かるのは私のおばあさん(もう90歳)ぐらいです。鳥をしめるのも鯉をさばくことももう私の両親の世代だとできない人ばかりです。あらためて着物にまつわる歴史とか大事に扱う事の意義について考えました。それにしてもマスコミ業ながらも、(失礼しました)かおりんしゃん結構地味でまとめたのですね。「おしん」を彷佛させました(爆)テーマがそうだったからか?感想でした。
2006/11/05 17:48:hiro8866

▼日本の文化

hiroさんのおっしゃる通り、私の母も着付けはできませんし、おそらく鯉もさばけないと思います。いろんな文化が継承されなくなっていますよね。学校の家庭科でも着付けの授業はなかったような???

私のきもの、嫁入り用にしては地味な柄ですよね。派手な反物の方がお米などに変えやすく、手元に残っていた生地だったのかな、なんて思いました。コーディネートは和組の方にお願いし、粋な感じにまとめてくださったようで、ちょっとママ風でもあります(笑)。

2006/11/05 21:15:kaori

▼受け継がれるものについて考えました!

え〜学校じゃ着付けなんて昔っから教えてませんよ。家庭の教育?変わったのだと思います。欧米型になったんでしょうね。派手な反物の方が売れる、って鋭い読み。ブルー、オレンジ、紺と色がコントラストをあげていていいですね。ママ風!着物離れが進むなか、これから若い人に流行るといいですね!切に思います。
2006/11/05 21:36:hiro8866

▼ふふっ

確かに馬子(孫)にも衣装ですね。


・・・って言うのは冗談で、凄く似合ってますよ。


文化の継承かあ。

本来は継承って重々しく考えるもんじゃなくって、日々の生活の中で身につけてくもんなんだよね。(・・・って思ったりするのだ。あくまでもNOBの私見ですけど。)

でも今はもの(事)があふれてて、美容院にいけば着付けできるもん。こういった良い文化が忘れられてくのも事実。

やっぱ、日々勉強。学ぶ姿勢、憶える努力が大切なんかなあ。




ちなみに、NOBは大学芋の作り方を憶えたいっす(笑)

2006/11/05 22:25:NOB:URL

▼伝え継ぐこと

>学校じゃ着付けなんて昔っから教えてませんよ。

やっぱ、そうですよね〜。十二単とか着物の名称はならった覚えはあるけど着付の実践はなかったなーと思って。1時間でも2時間でもいいから着付けの授業があったらいいのにねー。核家族化が進んでいるし、おばあちゃんから教えてもらうなんてそうないですから。hiroさんのおっしゃる通り、これから見直されていくといいなと思います。


>本来は継承って重々しく考えるもんじゃなくって、日々の生活の中で身につけてくもんなんだよね。

ほんとそうですね。おじいちゃんの力仕事も、おばあちゃんの知恵袋も、生活の中でごく自然に伝わっていくのが本来なのだど思います。
着付けをしてくれる人や場所があることで、いまの経済はまわっているし、きものもすたれずに済むのでしょうけど、覚える努力も大切ですねー。

>大学芋の作り方を憶えたいっす(笑)

そういえば私も自作したことないです。NOBさんに同感!(笑)
2006/11/06 17:49:kaori

▼着付け教室の話、ぜひぜひ。

バッチリ記念写真って感じで写ってるので笑っちゃいました。浅倉さんの隣に写るって・・・少し考えるべきでした。自分のデカさに言葉がありません。


2006/11/07 14:54:she-style:URL

▼帯結びが・・・

いやいや私が小さすぎるんです(>
2006/11/07 15:08:kaori
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