▼◆米沢 「山大前やまとや」の中華そば◆2008/01/08 12:42 (C) まるはち酒店
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久々の休日となった6日の日曜日、家族で米沢へ。
お昼は「こってり系のラーメンが食べたい」という家内のリクエストで「山大前やまとや」へ向かう。
2時近い時間というのに店内は満席、オーダーだけ聞かれてしばし待つ事に。
程なく席が空きお目当ての醤油ラーメンが湯気を立てて運ばれてきた。
久しぶりに食べる「やまとや」のボリューミーで力強い味わいに圧倒されながら隣を見ると高校生の息子が大盛を美味そうに啜っている。
ご覧のように大きなチャーシュウが4枚も乗り、シナチクは飛び出さんばかりの勢い。
味の濃いややコッテリ系のスープが縮れ細麺に絡み主張してくる。
これが普通盛550円だから驚きで小生好みのアッサリ、サラリの米沢ラーメンとは当に対局のタイプ。
正直小生のような中年おやじは少々重いと感じるが息子は大盛のスープまで完食してまだ行けそうな気配。
恐ろしや高校生、底なしか柔道少年の食欲。
店内を見渡せば4人掛けだけ6卓の狭い店内は飾り気も衒いも無い昭和の時代がそのままの佇まい。
味一筋で長年商売してきた証のような雰囲気なのである。
家内の想像が正しければこのラーメンの特長は道向いの山大の学生さん達が育て上げたといっても過言ではあるまい。
やはりターゲットは中年おやじではなく食べ盛りの若者か。
帰り際に目に入った「学生中華530円」と書かれた古い短冊のお品書き。
この店の歴史は知らずとも山大工学部の学生に愛されて培ったであろう「一杯のラーメン」の味わい。
若き青春の日の忘れられない味を懐かしみ、この店を訪れる卒業生も多いのかもしれない。
何はともあれ満足げな家内と息子に感謝され、面目躍如の酒屋おやじでありました。
ごちそうさまでした〜。