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▼38年前の工作機械

38年前の工作機械/
放電加工機と言う機械。

火花を飛ばして、金属を溶かしてゆく機械です。
このように表現すると、非常に乱暴に思われますが、今の放電加工機はミクロンオーダーの精度で加工が可能です。

さてこの機械は、三菱電機が市場に出した名機、「DM−250」という機械。
電源がトランジスタとコンデンサの両方の切り替えが出来、用途に応じて使い分けが出来るという、当時としては画期的な機械だったのでした。

放電加工機は電源が命。電源と言うのは火花を制御する部分なのですが、もはや現在の作業には残念ながら付いてこれません。

ハード(機械本体)は非常に丈夫に出来ています。昔の機械なので鋳物が重く、無垢で出来ていて精度が保てます。今も結構いい線出せると思うのです。

通常の切削機械であれば、少々古くてもどうという事はないのですが、放電加工機だけはどうしようもありません。

思い入れがあって中々手放せなかったのですが、このたび芽出度くお役御免と相成りました。
ただスクラップにはしたくないので、工場の緑地帯にモニュメントとして保管しようかと考えています。

日本の金型産業を支えたと言っても過言ではない機械ですから、大事に残したいですね。

◎ 本当によく働いてくれました。放電加工機さん、ありがとう。
2008/03/06 10:14 (C) ものづくりノート
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